No.435 …

◉読んだ本
「星を掬う」町田そのこ著
 レビューは…
小学1年の時の夏休み、母と二人で旅をした。
その後、私は、母に捨てられた――。
ラジオ番組の賞金ほしさに、ある夏の思い出を投稿した千鶴。
それを聞いて連絡してきたのは、自分を捨てた母の「娘」だと名乗る恵真だった。
この後、母・聖子と再会し同居することになった千鶴だが、記憶と全く違う母の姿を見ることになって

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この本はね、私の母にも通じるし、自分にも通じる。
人に〝死〟が必ずあるように、〝老い〟も必ず訪れる。


「消えない月」畑野智美著
 レビューは…
どうすれば、気持ちが伝わるのだろう?
出会ったことは、運命だったのか?
この感情は、恋なのか、ストーカーなのか――。
なぜ、さくらは、僕から離れようとするのだろう。
どうして、松原さんは、別れてくれないの。
婚約までした二人の関係は、はじめから狂っていたのかもしれない――。
緊張感に満ちた文体で、加害者と被害者、ふたつの視点から
「ストーカー」を描いた価値観を揺さぶる衝撃作。

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いつまでも尾を引く本だった。
えぇ〜!マジで?なんでやぁ…と、声に出してたよ。
「星を掬う」の元夫、「消えない月」のストーカーに
やるせない気持ちと言うより、怒りしかない。
踏み出せない恐怖、解るはずもないんだろうな。

…ここは暗い。でも目を閉じると、いつだって会える…
ふざけんな!!
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middrinn

『星を掬う』、チト惹かれる展開ですね(^_^;) 添えられたお写真も素敵(^^)
by middrinn (2024-03-01 06:32) 

夏炉冬扇

なんだかコワイ感想です。
長い小説は読めません。随筆がいいです。
by 夏炉冬扇 (2024-03-01 07:16) 

suzu*

内容は深く濃い物だったけど、読み易かったです。
段落、文章、日本語使い…人物、キャラなど。
2冊とも一気に読めたです。
by suzu* (2024-03-02 07:08) 

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