NO.130 処暑。 [花と。。]

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夕立のあとの透明な午後四時。
ほんのすこしだけ、秋のにおいがする。
葉っぱの裏側や、アスファルトの地面、
枝のあいだの蜘蛛の巣のはしっこから、
ちらりちらりと、涼しげな秋がのぞく。

とはいっても、ほんの一瞬。
あくる朝には、またたくまに、
黄色い強い陽ざしに占領されて、
かき消えてしまうのだけれど。
処暑。
暑さがすこし和らぐ頃。
台風の季節が近づいています。
・・・おーなり由子著『ひらがな暦・三六六日の絵ことば歳時記』より



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