NO.210 かつて。。 [花と。。]

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*ビーダンス*


『かつて、台湾は日本だった』
ずっと気になってた本、やっと手元に。

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台南の街を縦横に駆け抜けた。
食べたことのない料理をずい分と口にした。
ああ、ペタコという鳥を教わった。
名前も可愛らしいが、何て南国らしい、
印象深い鳴き方だったことか。


歴史の重みを感じさせる祖母の母校も印象的だった。
古いままの校舎、長く伸びる廊下、校庭の木々。
おそらく祖母が見たのと同じ風景の中を歩いて
未來自身が何かしら郷愁めいたものを抱いた。

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*忘れな草*

そして、かつて確かに日本だったと思わせる町並みを見た。
以前は日本の軍人とその家族たちが行き来し
生活の音が響いていたに違いない道だった。
今となっては朽ちかける寸前の
それでも確かに日本の瓦をいただいた
日本の家々を見つけた。
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借り物レビューは。。。
『声優への夢破れ、祖母と二人で生活する杉山未来。
入院した祖母を元気づけようと、未来は祖母が生まれた台湾の古都、台南を訪れることを決意する。
祖母の人生をたどる台湾の旅。
そのなかで未来は、戦後に台湾の人々を襲った悲劇と植民地だった台湾に別れを告げた日本人の涙を知る。
そしてついにたどり着いた祖母の生家で、未来は人生が変わる奇跡のような体験をするのだった。』

六月の雪

六月の雪

  • 作者: 乃南 アサ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2018/05/31
  • メディア: 単行本


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コメント 1

y*

台湾行ってみたいんですよね^^
面白そうな本ですね。探してみようかな。
by y* (2019-05-14 10:36) 

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