NO.191 運針。。

ウチは、夕食のあとカカ様の仕事着をダーニング。
姉様はボケないための日毎の記録綴り。
カカ様は…炬燵で何やらブツブツ。
「炬燵布団のてっぺんが掠れてきとるが…」


布団のセンター20㎝四方くらいが穴ポコに。
「当て布で隠したらええやん」と姉様。
布団の端っこも前にそうやってなおしたらしい。
「どんな布持っとるん？」とウチ。
赤色系の布の端切れを前に…
「じゃあさ、対角に色を同じにしてみる？」
濃い赤色と薄めの赤色で…
「ぬ？言っとる意味が分からんなぁ」と姉様。
「ふたつの三角形の一辺をまず、中表で縫うねん。
で、もうワンペアのも同じにして
ツーペアを合わせ縫うと…あら不思議！」



楽しい、ということに火が付いた姉様。
同じくワクワクな眼差しのカカ様。
夜も更けて10時。
「周りも付けた方がええやんな？どんな色がええかなぁ？」
色々と端切れの山を持ち寄るカカ様。
「やっぱおんなじような色味がええんとちゃう？」
ローラ・アシュレイの小花柄にピンときた！
「どんくらいの幅にすっかな？」
「ある布の大きさで決めりゃええねんって」とウチ。



チクチク、チクチク^ ^
「もぉ〜 まどろっこしいなぁ。ウチがしちゃるわ！」
カカ様は遠い昔は、『お裁縫の一等賞』だったんだと。
「いや〜よ、コレはぜぇったいウチが仕上げてやるんだから」と姉様。
「運針ってのは4㎜だべ！でもってスイスイとやらな」

完成真近? 日付変更線…なる音が（´-`）.｡oO
「なぁなぁ、ほんでコレどないして布団に付けるん？」
「糸目の見えない隠しまつり縫いですがな」とウチ。
「ま、ま、まつり縫い…ですと？」
「まつり縫い…どないするんやったかいな？」
「ま、夜更かしもアカンので明日にしまひょ！」



今日、ウチと姉様ご買物に行っとる間に
カカ様が無事に完成させました、とさ！