NO.52 青嵐。

風がふくと
生まれたての葉っぱがいっせいにゆれる。
しゃらしゃらとすべるような音。
水のような音。


ひかりが絹のドレスをひるがえすような音。





春のドレスのはしっこを、つかんでめくったら、
ざぶんと、たちあがる、
大津波のような夏のみどり。





つよいひかりと濃い影に、あっと息をのんで…
つぎの季節を、すこしだけ、のぞき見。

＊ひらがな暦-三百六十六日の絵ことば歳時記＊
おーなり由子著

タグ：おーなり由子 ひらがな暦 卯月

コメント 4

おーなり由子さんの「ひらがな暦」いいねぇ。
景色が目に浮かんで音も聞こえてくるよう。
こんど探してみよう♪
by よしころん (2018-04-30 17:53) 

あ、そうそう。
私も佐渡って島流しのイメージだったのだけど、すんごいいいところ。
生きて佐渡まで渡って来られた流刑人は幸せだったんじゃないかなぁと想像します。
魚はもちろんお米も山菜も美味しい＼(^o^)／
気候も平地は雪もそう多くなくて穏やかだしね。
いつか機会あれば訪ねてみてください♪
by よしころん (2018-04-30 17:58) 

おーなり由子さん、suzu＊さんに教えてもらって
初めて手にとったの、、出会いでした、ありがとうございます、
それから、いつでも手元にありますよ
by engrid (2018-05-01 02:34) 

目的地はバラ園。
だども…
大好きな言葉に浸りたくて(*´꒳`*)
春の嵐の次は青嵐、言うんやねぇ
新緑の青色した風。
薄いカーテン越しのすぐそこを
夏の風が吹く…
ホンマに情景が浮かぶわなぁ
行きたいトコ♪
江ノ島、江ノ電、庄原…
小暮写真館のアノ駅…
けど、けど、行けないんだべ
命、縮めてまうからさ
by suzu* (2018-05-01 20:19)